『日本人は言いたいことがわからないし、よく嘘をついて腹黒い』
『何を考えているかわからないし、信用できない』

海外で仕事をしていると、外国人の同僚にそんなことを言われることがあります。
私たち日本人は職場で「人間関係」を最も大切にしているのに、
なぜそんなことを言われてしまうのでしょうか?

その理由は、私たちが「良好な人間関係」を築くために避けがちな○○。
このことを避けずに相手に伝えるだけで、
外国人との信頼関係はずっと築きやすくなります。

あなたは、知らない間に外国人の同僚から「信用できない」と思われてませんか?

ネガティブなことでも相手に伝えましょう

リクルートが2013年アジア八か国(各国500人前後)を対象に「仕事をする上で大切だと思うものー価値観」」という調査を行いました。
この調査結果で、日本以外の国(韓国・中国・インド・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム)全てが、
「高い賃金・充実した福利厚生」を一位に選んでいます。
一方、日本の結果を見てみると、
「職場の良好な人間関係」が一位に挙げられています。
そんな「職場の人間関係」を大切にする日本人が、
なぜ外国人に悪い印象を与えてしまっているのでしょうか?

その一つの理由として、
私たち日本人は「直してほしいこと」「相手に期待していること」を相手にわかるように伝えないから、ということがあげられます。

例えば日本人がよく使う「考えておく」「他の提案も見てから決める」。
採用できない提案書を書いた部下に対して、そんなこと言っていませんか?

私たちはどうしてもネガティブなことを相手に伝える際、
対立を避けるために、相手を傷つけないために、職場の人間関係を崩さないために、
遠まわしの表現を行い、相手に意図を気付いてもらおうとします。
これは言葉を言葉通りにとる外国人にはとてもわかりづらく、日本人の意図をくみ取ることができません
そのため「この提案書は、もう少し調査対象を広げないと採用することは難しい」など、
改善点やネガティブなことでも相手に伝えることが大切です。

直してほしいことを直接言っても問題ない。

相手が間違っている場合や、あなたが期待していることがあるのであれば、相手に伝わるように話しましょう。
悪い例:
「いつも仕事を頑張ってくれてありがとう。
私があなたぐらいの年齢の時にはこんなに仕事できなかった。
来期はどんな仕事がしていきたい?○○をしてみてはどうか?今まであまりやったことないだろう?」
(相手に問を掛けて自ら足りていない部分に気付き行動を促そうとしている)
良い例:
「いつも仕事を頑張ってくれてありがとう。
今期はあなたの△△がよかったが、○○はもう少し向上させていく必要がある。
また来期は■■をしてもらいたいと思っているんだが…
そのために何か必要なことなどはあるか?」
(相手に改善してほしいことを伝えて、期待していることを明確にしている)
English: Thank you for always working hard. I am satisfied with your work △△, but I think ○○ could be improved. For the next year, I am expecting you to work on ■■. Is there anything that would be necessary to work on ■■?

相手にネガティブなことも明確に伝えることによって、
相手はあなたの考え・期待していることを理解できます。
(もちろん気遣いは必要です。全然できてない!なんて言わないでくださいね)
そして、もしあなたが上司なのであれば、
のちに自らが行う評価シートと面談の際にした発言との一貫性や、仕事のパフォーマンスについて共通認識を持つことができます
ここを怠ると、相手は、
「あの時はいいって言っていたのに、本当はいいと思っていないじゃないか、嘘つきだ」
「思っていることを言わずに評価だけ下げるなんて卑怯だ」
と思いかねないです。

日本人は宝の持ち腐れ!

海外で働いている方や赴任をしている人は、基本的に技術力や営業力、商品の知識など豊富で、能力の高い人が多いです。
それが日本流のコミュニケーションをとることで、
言いたいことが相手に伝わらず、現地人と信頼関係が作れずに、自分の能力を発揮できずに帰国する人が多々います。
ですが、
相手を傷つけないための遠まわしの言い方を、
少しダイレクトに伝えるだけで、信頼関係はずっと築きやすくなります
「It could be improved」を使ってぜひ相手に伝わるコミュニケーションをとってください。

信頼関係を築くための一つのポイント

1.外国人は気付きを促すような言い方をされても(遠まわしの言い方)気付きません。
2.相手に直してほしいこと・期待していることをダイレクトに伝えましょう
3.ダイレクトに伝える際は「ここが全然できていない!」という言い方ではなく、「ここを伸ばせるんじゃないか- It could be improved」という言い方でポジティブに

書類の確認を頼まれた時にも使える一言ですので、ぜひ応用してみてください。

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