付き合いで仕事をする、暗黙の了解がある、
ハイスペックを求める、「客は神様」という大前提がある…
これらは独特な日本市場の特徴やビジネスの文化ですよね。
ですが、外国人の上司や同僚に日本市場の提案や説明する際、
“Japanese market is unique.”
“Japan is quite different from other countries.”
といっていませんか?
これらの表現は実に非論理的で、
外国人に日本市場を説明する際に使ってはいけない一言です!
今日は外国人に日本市場を説明する際に必要なたった1つのコツを紹介します。
ビジネス文化は世界全ての国々で異なる
確かに日本は島国で独特の文化を持った国です。
ですが、よく考えてみるとすべての国々が違っており、唯一(ユニーク)のものではないでしょうか?
例えばシンガポールでは、営業が客先の担当者に、
“How are you?” “Hope you are doing well”等のメッセージを、
ラインやWhatsupなどを通して送ることが多くあります。
日本ではラインIDを客先と交換することもありませんし、
要件もないのにメッセージを送ることはありませんよね。
ですが、彼らにとってみると、
これは客先と信頼関係を築く方法の一つで、
日本とは異なったユニークなビジネス文化の一つではないかと思います。
つまり、日本だけがユニークな市場・ビジネス文化を持っている、というわけではないのです。
それを考えると、
“Japanese market is unique”が非論理で説得力がない、ということがわかるのではないでしょうか。
漠然とした表現は避け、論理的に日本市場について説明をする
日本市場について説明する際に必要なたった1つのコツは、
論理的・具体的に説明をするということです。
例えば日本市場の特徴を説明するには、
– 日本人消費者が具体的に求めているもの
– 競争相手はどのように消費者の要望に応えているか
– 日本市場の動向
などを具体的な例やデータを使いながら、客観的かつ論理的に相手に説明することが必要です。
一方で客先とのコミュニケーションを説明する際には、
– 付き合い見積もりや接待は信頼関係を築くためにする
– 暗黙の了解や遠まわしの表現
などをどうしてそのようなコミュニケーションをするのか、
起こりうるリスクはどう回避するのか、
他の日本企業の例を使うなどし客観的・具体的に説明しましょう。
もし”Unique”という言葉のみを使って説明してしまった場合、
相手はごまかされていると思ったり、情報を共有したくないんだと思ってしまうこともあります。
ですが、このような説明をすれば、
相手は客観的に日本市場・ビジネス文化について理解ができるようになります。
それでも同僚や上司が確実に日本市場では受け入れられない提案をしてきた場合は、
「その提案には同意できない」と伝え具体的な理由を説明しましょう。
ビジネスシーンでの英語は論理的かつ明確に
日本市場について説明する際に必要なたった1つのコツは、
論理的・具体的に説明をするということです。
また説明をする際の表現方法は、
相手に察することを求める遠まわしな表現ではなく、明確に説明をすることが大切です。
ビジネス英語は決まったフレーズや論理的な構成が多くあります。
実践的な英語を学び応用していくことで、表現の幅や説得力のある説明方法を身に着けていきましょう。
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