2017年の流行語大賞に「忖度」という言葉が選ばれましたね。
日本で忖度はコミュニケーションの一部になっており、
誰しもが多かれ少なかれ、
「空気を読む」「相手の気持ちを察する」などの忖度をしながら人間関係を築いているのかと思います。
では、海外、特に同僚とのコミュニケーションで忖度はあるのでしょうか?

同僚とのコミュニケーションで忖度はない

そもそも「忖度」とはこんな意味を持っています:
他人の気持ちをおしはかること。推察。
(三省堂辞典より)

日本では遠まわしな表現で自分の要求を伝え、
相手が自分の要求をくみ取り(気持ちを推察し)、会話が続いていきますよね。
ですが、同僚とのコミュニケーションでも、
外国人はビジネスシーンでこの忖度をしません。
そのため、同僚との仕事の話がうまく進んで行かないことがあります。
たとえば私たちはこのようなパターンに陥りやすいです。

ビジネスシーンで日本人が陥りやすいパターン

私が今まで日本人と外国人のやりとりを見てきて気づいたことですが、
日本人は無意識のうちに、
自分の気持ちや言いたいことを相手に推察・行動するように求めてしまう傾向があります。

あなた「現在A社に対してアプローチをしているところです」
外国人上司「A社はターゲットにするには売上が小さすぎるから、他の会社をターゲットにしてくれないかな?」
あなた「○○の市場は2015年に比べて伸びています。A社の競合B社も着々と売上を伸ばしています」
外国人上司「○○の市場が伸びているのは知っているよ」
あなた「しかも、○○は△△で~~~(市場情報や関連情報を永遠と続ける)」
外国人上司「・・・(だからなに?)」

要求の背景を伝えるだけでは、相手はあなたの要求に気が付きません
また、例え気が付いたとしても、
あなたが実際の要求を言うまで、相手は口を開かない場合がほとんどです。
そのため、上記のようなケースで外国人が、
「ならA社は対応した方が良いね」と、
あなたの言いたいことを推察してくれることはレアケースと言えます。

「結論」→「根拠」→「結論」で伝わる会話を!

外国人と話すときは、相手の忖度を期待せずに、
自分の要求や意思を明確に伝えることが必要です。
上記のケースで言うと、
「売上はまだ小さくてもA社は対応するべきだと考えています。なぜなら市場が…」
「市場が2015年に比べて伸びているので、A社は今のうちに対応しておくべきだと考えます
のように、自分の要求・意思を相手に伝えましょう。
また「説明部分」が長すぎると、相手は私たちの言いたいことのポイントがつかめず、
会話の迷子になってしまうことがあります。
そのため「結論」→「根拠」→「結論」という形で、
相手に説明をすることが一つのポイントです。

外国人との会話に慣れることから始めよう!

日本人とはうまく仕事の会話が続いていくのに、外国人とは続かないのは、
ただ単に私たちが彼らの話し方に慣れておらず、
言わんとすることが伝わらないからです。
そのため、まずは外国人との会話に慣れること、
そして、彼らがどのような話し方をしていて、
どのようにすれば自分の言いたいことが相手に伝わるのか
(結論→根拠←結論のスキム等)を理解することが大切です。
これらは自分一人で勉強しているだけでは伸びることはありません。
英会話クラスや実際にネイティブの先生とやり取りができるような、
英語学習ツールでコミュニケーション方法を含めた英語を学ぶことをおススメします。

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