まだ間違っています!その”a”と”the”の使い方!

“a”は初めて話すもので、”the”はすでに話に上がっているもの。
まだそのように考えていませんか?
もしそうであれば、
あなたの”a”と”the”の使い方は間違っています!

ある程度英語を話せるようになっても、
「あれ?これでいいのかな?」と疑問に思うのが冠詞の”a”と”the”の使い方。
特に”The OO of the OO”など”Of”が使われている文の冠詞は迷いがち…
今日はそんな冠詞の使い方について、
具体的な例を用いながら説明をしたいと思います。

その”a”と”the”の使い方合っていますか?

学校の授業で、”a”は初めて話すモノやコトに付けて、
”the”は既に会話に上がっていたり、
お互い既に認識しているモノやコト、特定されているモノやコトに付ける、
固有名詞には冠詞は付けないと教わったと思います。

では、次の状況の場合、”a”または”the”のどちらが空欄入るでしょうか?

問題:あなたは友達に今日自分が銀行に行かなければならないと話しています。
I have to go to __ bank today.

答えは“the”
この場合、友達がその銀行を特定の銀行だと認識していなくても、
大抵の場合、状況からあなたがいる町にある銀行や近くの銀行を指すので、”the”を入れます。
みなさん、“a”を普段使ってしまっていませんか?

また、かかりつけの医者や歯医者に行く場合も同じように、
話し相手の友人はその医者のことを知らなくても、
あなたにとって特定されている医者を話している場合は、”the”をつけます
I’m going to the dentist today.

ただし、「私は医者です」や「〇〇さんは歯科医です」と職業を表す場合は、”a”になります。
My sister is a dentist.

固有名詞にはtheが付くの?

国名、人名、大陸名、州名、県名、市町村名などは
常に私たちが認識できるものであり、よく会話で口にされることも多いので
わざわざ「その」、「あの」と特定する必要がないのでtheはつきません。

しかし、複数形の名詞やofを使う場合は
固有名詞なのにtheが付く場合もあります。

例:The United States(アメリカ合衆国), the Alps(アルプス山脈)

Ofの前の名詞に対する、”the”や”a”の使い方

the Museum of Modern Artなど”of”を使った際の冠詞の使い方が、
明確でない人がTOIEC800点の人でも大勢います。

“of”を使う際、
ほとんどの場合、”the ~ of…”とofの前の名詞に”the”がつきます。
例: The copy of the document.

ですが”○○のある一部”と表す場合、ofの前にaが付くことがあります。
例1:East Germany became a part of the Federal Republic of Germany in 1990.
(東ドイツは1990年にドイツ連邦共和国の一部になった。)
例2:A part of the machine.
(その機械の一部)

少しくどい?ofの後に続く“the”の使い方!

the United Stats(アメリカ合衆国)など、
ofの前にはtheをつけることが多いと書きました。
一方で、ofの後にtheをつけて良いのか、
くどくならないのか疑問に思う方もいるかと思います。
ですが、この場合も特定されているものであればtheを付けます

例1: Please look at the top of the page.(このページの上を見てください。)
the top of a pageとしてしまうと、どのページか分からなくなるので、
theをつけて特定しなければなりません。

例2: The door of the room. (この部屋のドア)
この場合、the room’s doorとは表さないので、the door of the roomとなります。

冠詞の使い方まとめ

1. 特定されているモノやコトには”the”を付けて、
特定されていないモノやコト、職業には”a”を付ける。
2. 固有名詞には冠詞はつかない。ただし複数の名詞の場合にはtheをつける。
3. ofと一緒に冠詞の”the”を使う場合、
ほとんどの場合、ofの前には”the”が付けられる。
ただし「○○の一部」とする場合は”a ○○ of the ○○”となる
4. ofの後の名詞が特定されている場合は、”the”を付ける。 例外もあるので注意!

シンプルそうで難しいのが冠詞の使い方。
英語を話せるようになるためには、
毎日英語に触れたり、積極的に英語を使うことがポイントです。
1日1分でも英語に触れる時間を増やし、
楽しく英語を話せるようになりましょう!

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