「いや、ちょっと難しいですね…」と断らないで!

「It is difficult to do that」といったのに、仕事をゴリ押しされた。
「It is a bit difficult for me to do…」といったのに、食い下がられた。
そんな経験ありませんか?

「直接的に断るのは少し失礼だから、やんわりと断りたい。」
そんな意図をもって「ちょっと難しいです… (it is a bit difficult to…)」を使われている方が多いと思いますが、そのお断りは、欧米人には伝わりません。

では、どうやったら相手に失礼なく、「No」と伝えることができるのか。
今日は欧米人に対する、プロフェッショナルで伝わる「断り方」について紹介します。
とっても簡単ですぐにできるので、皆さんも使ってみてください。

間接的な「No」は伝わらない。

私たち日本人は、相手の表情や説明から空気を読んで、相手の「No」を察しますが、一般的に欧米人は、言葉の意味を言葉通りに受け取ります。

そんな欧米人が、間接的にNoをどう受け取ってしまうかというと:

「それは難しいですね…(それは出来ません…)」

『そうですか…』
(難しいのはわかった。何が難しいんだろう。
 どうすればその難しさを解決できるだろう…)

『どこが問題になっていて難しいですか?
私たちはこういうこともできますが、いかがでしょうか?
新しい提案をまとめて来週また提案書を送りますね!』

「あ、いや…はい…(ほんとは出来ないのに…)」

つまり、「難しい」=「難しいことを解決すればできる」と相手は理解してしまっているんです。
だから余計しつこく理由を聞いたりしてしまうんですね。

失礼のない断り方は?

一方で、「No」と相手に直接的にいうのは失礼になっている感じがして…という方。

そんな時は、これらのフレーズを使ってみると良いです。

「I am sorry but I can not do that」
(同僚に何か頼まれたとき、友達に何か頼まれたとき一言)
「I am afraid but we can not….」
(会社として何かを断るときに一言)

両者ともあなたの申し訳ない気持ちが含まれており、
後者は会社が断ることに対して私は申し訳なく思っている、という意味が込められています。

まとめ

一般的に欧米人は、あなたの言った言葉を言葉通りに受け取ります

とはいえ、できるだけ失礼なく断りたい、そんなときは:
「I am sorry but…」「I am afraid but…」を使って、申し訳ないという気持ちを伝えましょう。

それだけであなたが意図する「失礼なく断る」ことが英語でできるようになります!