外国人従業員が会社を辞める理由:○○○の重要性

今日は、外国人従業員に長く働いてもらうために必要な、コミュニケーションの1つについて、紹介します。
外国人従業員が会社を辞めてしまう理由はいくつかありますが、
その中でも日本人が忘れがちな1つをピックアップしました。
外国人と一緒に働いている方、特に外国人部下がいる方は参考にしてみてください。

フィードバックしていますか?

ビジネスシーンにおけるフィードバックとは、
相手の仕事ぶりやその結果について、あなたの意見やアドバイスを伝えることです。
外国人と働く上で重要なのがこのフィードバック。
フィードバックがないと彼らは、
あなたが彼らの仕事ぶりに満足しているのか、改善するところはないのか、
そもそも仕事ぶりをどう思っているのかが、全く分かりません。
そして「何を考えているかわからない」「評価がされていないんじゃないか」と感じた彼らは、
自らが求めているキャリアを積めているのか不安になり、
”転職” という道を選んでしまいます。

「嘘つき!」一貫性のない日本人

ここで日本人を上司に持つアメリカ人Mさんのケースを紹介したいと思います。
Business developmentで課長として働くPさん。
仕事柄、彼は上司にプレゼンを行う機会が多くありました。
プレゼンは高評価、
業務評価面接でも彼は注意を受けることはありません。
ですが彼の給料は一向に上がらない。
給料が上がらない理由を上司に聞いても、納得できる答えがありません。
結局Mさんは会社を辞めてしまいました。

このようなことは日本人管理者を置いている日系企業に多くあります。
– 衝突を避けるために、改善点が伝えられない
– 相手に伝わる形で、改善点が伝えられない
このような私たちのコミュニケーションスタイルが誤解を生んでしまい、
外国人部下との信頼関係に影響を及ぼしてしまいます。
そして、
「コミュニケーションがうまくとれない」
「正当な評価が得られない」と彼らは会社を辞めてしまうのです。

どれくらいの頻度でどんな風にフィードバックすればいいの?

管理評価の面接時にフィードバックをするだけでは足りません。
例えば相手がレポートをまとめて提出した時、プレゼンをした時、
プロジェクトを遂行させた時など、その都度フィードバックをしましょう。
改善点がある場合は、遠まわしな表現ではなく、
“…. could be improved.”
“It could be improved that….”
「…を伸ばせるんじゃないか」という言い方で、
丁寧に相手に改善点を伝えましょう。

また、外国人に改善点のみを伝えてしまうと、彼らは、
「いい結果が出たのに、なんで注意されるんだ。
ちゃんとした評価をしてもらえていない」と感じてしまうこともあります。
そのため、
改善点がある場合は、良かった点と合わせて伝えることが大切です。

まとめ

外国人にとってフィードバックとは、
自分のパフォーマンスを理解するために必要な要素の一つで、
ひいては信頼関係の構築につながる要素の一つとなっています。
そのため、
1.外国人と仕事をする上で大切なことは「フィードバック」をすること。
2.改善点は”it could be improved”を使って明確かつ丁寧に伝える。
3.良かった点と改善点を合わせて伝えるとなおよし。

特に、欧米人は自分がどう評価されているのか具体的な意見を求めます。
欧米人の方と働いている方は特に「フィードバック」を忘れずにしてくださいね。

良かった点の伝え方・改善点の伝え方は様々な言い方があります。
オフィスで使える実用な英語を学び、
同僚と実際に使ってみることでコミュニケーション能力・英語力を上げていきましょう!

すぐに使える実用的な英語を、効率的に学ぼう!
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