日本人は会議下手!?-欧米人との会議で必要な積極性

「外国人との会議は意見が飛び交いすぎていて、じっくり考える時間がない。」
「きちんと考えてから意見を出そうとしたら、結局、欧米人がだした微妙な意見が採用されたよ…」

欧米人と働いている方は、一度はそのように思ったことがあるのではないでしょうか。
欧米人と会議をしていると、会議が急にブレインストーミングになったり、お互いの意見をぶつけ合うような場になることがあります。

私たちはそんな時、「きちんと考えて答えよう」と思うのですが、実は、’’きちんと’’考えて答えなくていいのです。
今日はそんな欧米人との会議をどんな姿勢で臨めばいいのか、紹介します。

欧米人にとって会議とは?

実は、そもそも欧米人と日本人では会議の概念が違います。
日本では、情報交換・共有や報告、また、すでに決めてあることを(根回ししてあること)公的にするために会議をすることが多いですよね。

一方、欧米では何かを議論をし決定するために会議を行います
そのために彼らは会議で、活発に意見交換をして、より良い結論を出そうとします。
そんな議論がベースとなる会議で、私たち日本人が、無言のまま1人で何かを考えていると、
「会議に参加する意思がなく、非協力的だ」とみなされてしまいます。

私たちからすると、「きちんと考えてから結論を出して答えたい」と思っていることがほとんどなのですが。

では、どんな姿勢で会議に臨めばいいのか、というと…

きちんと考えて発言しなくていい!

私たちは意見を出す際に、

「間違ったことを言わないようにしないと」
「批判されたらどうしよう…」

と思い、’’1人できちんと考えて結論を出し’’、発言をしようとします。
でも、欧米人との会議では、1人で考え込むよりも、まずは積極的に自分の意見を出すことが重要です。

そして、会議参加者から出た意見をもとに、皆で最善の結論を見つけていきます。

あなたの意見と対立する意見が出るかもしれませんが、

「どうしてそう思うの?」
「私はこういう理由でこう思う」
「なるほど、そういうことね」

と、より良い結論を出すために、意見交換をしていきましょう。

会議後に、意見が対立した相手と気まずくなることはありませんので、安心してください。

「でも、やっぱり正式な場で発言をするのは苦手…」

そんな方には、ランチミーティングをお勧めします。
カジュアルな雰囲気で意見交換ができるので、正式な場で議論をするのにまだ慣れていない方は、ランチミーティングから始めると意見が出しやすいです。

欧米人と仕事をすると、積極的な意見交換がどうしても要求されます。
まずはカジュアルな場で意見を出すことから慣れていきましょう!